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R18 BL小説『 ESCAPE』(234)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第6章「希望」 
234ページ
更新しました。

*****

此処に来た時は気付かなかったけれど、部屋の外の通路は、黒い壁に部屋のドアが並んでいるだけで、外が見えない。


マンションと言うよりも、ホテルみたいな造りで、エレベーターまで、仄かなダウンライトの灯りがあるだけで薄暗い。


男はエレベーターには乗らずに、横の階段を下りて行く。



「エレベーター乗らないの?」



「エレベーターなんか乗ったら、防犯カメラに映っちまうだろが。お前を逃したのが知れたら、俺がヤバいだろが。」



男は、なるべく足音を立てないように、ゆっくりと階段を下りて行く。


5階辺りで、肩で息をして苦しそうなのに、休もうともせずに。


どうしてそんなに必死に僕を逃がそうとするんだろう。



「……凌の代わりに、アンタが僕と一緒にいてくれるの?」



僕がそう訊くと、男は驚いたように細い目を丸くした。




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R18 BL小説『 ESCAPE』(233)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第6章「希望」 
233ページ
更新しました。

*****

もう二度と会いたくないと、憎んでいたはずの男。


この男と出会った事で、僕の生活は大きく変わっていったのに。


卑怯で、乱暴で、口汚くて、いつも煙草臭くて、嫌いなところばかりだったのに。


愛なんてどこにもなくて、ただ、どうしようもなく寂しい心と身体を埋める為だけに、何度も肌を重ねた。


その行為が、いつしかまるで恋人同士のそれのように錯覚していた。


ただの、父さんの代わりだったのに。



「…あ…は…はは…なんでアンタ、こんな所にいるの。」



「何、笑ってんだよ。俺だってお前と、こんな所で会うなんて思わなかったんだからな。」



男は喋りながらも、手早く僕に服を着せていく。



「だって…、可笑しい…。アンタと、夏祭りの夜にまた再会するなんて…、」



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R18 BL小説『 ESCAPE』(232)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第6章「希望」 
232ページ
更新しました。

*****

…寒い。


身体は冷え切っていて、夏だというのに異常に寒くて歯の根が合わない。


でも、喉はカラカラに乾いていたから、男に貰った水は全部飲み干した。


独りでいると、どうしようもなく喪失感に襲われる。


待っていてくれる人もいない。愛する人もいない。僕を求めてくれる人はどこにもいないんだ。


何も身に付けていない自分の身体をぼんやりと眺めていると、寂しくて堪らなくなってくる。


僕には何も無い。


本当に何も無いんだ。


自分は本当に独りなんだと、実感すると、底のない闇に堕ちていくようで、怖い。


怖くて怖くて、堪らない。


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R18 BL小説『 ESCAPE』(231)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第6章「希望」 
231ページ
更新しました。

*****

「おい、大丈夫か?」



男は僕の傍で床に跪き、顔を近づけて小声で話しかけてきた。


薄く目を開けると、見憶えのある黒いスーツの裾が目に入った。


ここに来た時に、エントランスに立っていた男が着ていた光沢のある安っぽい生地だ。


なんで僕の名前を知っているのだろう。


そういえば、さっきチラリと見た時も、何処かで見かけたような顔だと思った。



「おい、立てるか?」



男に、上半身を抱き起こされて、また吐き気が込み上げてしまう。



「……ぅ、…っ」




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R18 BL小説『ESCAPE』(230)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第6章「希望」 
230ページ
更新しました。

*****

どれくらいの時間、続いたのだろう。


代わるがわる誰かが後ろを犯し続けていて、もう誰のものか分からなくなっているのに、唇を開かされて押し込まれる塊に舌を這わせた。


何人分もの白濁が溢れて内腿を伝い落ち、飲み込み切れないそれは、口端から溢れて顎を濡らす。


もう快楽も薄れて何も感じなくて、体液は殆ど色がなくなっているのに、身体はイかされる。何度も、何度も。


頭が朦朧として、意識を手放そうとする僕に、凌はまた煙草を吸わせた。


落ちそうになる意識だけが引き戻される。



「ーーもう止めろよ、伊織が死んじまう。」



目の前は暗くてよく見えないのに、隆司の声が遠くに聞こえた。



「ーーっるさいな、犯りたくないんなら、お前は帰れ。」



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