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R18BL小説 『ESCAPE』(283)


R18/BL小説 『ESCAPE』

第7章「ESCAPEⅡ」 
283ページ
更新しました。

*****

 電車だと、学校までは約1時間弱。


 平日よりも多少は交通量が少ないかもしれないと期待して、車を選んだことを、後悔していた。


 フロントガラスの向こう側に続く車の渋滞や、窓を閉めていても感じる雑踏にさえ、胸の内に風波が立つように焦燥感が広がっていく。


 ーー やっぱり電車にすれば良かったかもしれない。



 数100メートル先の駅近くの高架を過ぎれば、学校はすぐなのに。渋滞に巻き込まれてさっきから少しずつしか前に進まない。


 この道は、平日でもこんなに混んだりしないのに。


 遠くになんとなく聞こえていた救急車のサイレンが、段々と大きく響き、後ろから追い越されて、


この渋滞は事故なのか? と思った瞬間に、心臓が早鐘を打ち出した。


 ーー まさか……。


 頭に過った考えを、首を振って否定した。


 駅前の横断歩道を渡れば、学校までは石畳の歩道が続いているんだ。事故になど遭う筈は……。


 鈴宮が家を出てから、もう何時間も経っているんだし。



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R18BL小説『 ESCAPE』(282)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第7章「ESCAPEⅡ」 
282ページ
更新しました。

*****

 なんとかボタンを止めて、ズボンを履き、ベルトを締めながら、寝室を出ようとすれば、足が縺れそうになる。



「ーー くそっ、」



 苛立っても仕方がないのに、焦る気持ちを抑えることができない。


 一旦玄関まで行き、靴を履きかけて、携帯を忘れたことに気付いて、またリビングに戻る。


 ーー 何をやってるんだ俺は。


 自分を落ち着かせるために、大きく息を吸って、吐き出した。


 サイドボードの電話機の横に置いてあった携帯を掴み、急いで玄関へ向かおうとしたところで、電話機の傍のメモに何か書いてあるのが目に入った。


 気持ちが急いていて、先に行きかけた足を無理やり止めて、手だけをメモへと伸ばす。


 ガタッと、腕がサイドボードにぶつかる音が派手に響いた。


 ーー 鈴宮の字だ!



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『背徳BLアンソロジー』新しい作品が追加されました!



めちゃくちゃ久しぶりにアンソロに作品が追加されて興奮気味のずーちゃです\(^o^)/


■作品名『皇帝』 

■サイト名(decadenza )桃井ペシェ様の作品です。

読み進めるうちに、ものすごくのめり込んでいくのが、自分でも分かりました。
ストーリーも文体も、すごい好きで(´Д`)ハァハァしてしまった。
場面設定とか、キャラ設定とか、もう、全部がいちいち萌えです。

桃井様のサイトは、まだできたてホヤホヤのようなのですが、
他の作品も、UPされたら読んでみたいです。

桃井様、素敵な作品をありがとうございました\(^o^)/


背徳BLアンソロジー作品は、↓のバナーから。桃井様の作品は、一番上に置いています。


まだまだ作品募集しておりますので、
参加してみたいな~~と思われる背徳スキーさん!!
アナタの作品を、心からお待ちしております♪


背徳BL同盟も、主張バナーを張ってくださるサイト様を募集中です!



私も、新しい背徳ものを書きたいなーと、ずっと思ってるんですが(゚ー゚;
とりあえず今は、 ESCAPEの完結に集中しますね!(´Д`;)
完結したら、書きかけのヴァンパイアものを頑張ろう。


ぽちっと↓こちらもよろしくです≦(._.)≧ ペコ
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R18BL小説『 ESCAPE』(281)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第7章「ESCAPEⅡ」 
281ページ
更新しました。

*****

 微かに聞こえる、小鳥のさえずりに、ゆるやかに起こされた。


 薄く瞼を開ければ、カーテンの隙間から射し込む光に、ーー もう朝か…… と思う。


 昨夜はあのまま眠ってしまって……。


 正確には、俺は夜中に一度目が醒めて、よく眠っている鈴宮をベッドにそのまま残してシャワーを浴びにいった。


 結局夕飯も食べずに寝てしまったから、空腹を感じていたけれど、

寝室のすぐ隣のキッチンで音を立てたら、折角眠っている鈴宮を起こしてしまうんじゃないかと、潔く諦めた。


 身体を俺の方へ向けて泣いていた時のまま横向きの姿勢で、よく眠っている鈴宮の隣に、スプリングが揺れないようにそっと身体を滑り込ませた。


 変な時間に起きて、シャワーを浴びたせいなのか…… 目が冴えてなかなか眠れないでいた。


 (ーー それとも鈴宮が隣にいるからなのか。)


 まんじりとも出来ずに、あのまま朝を迎えてしまうんじゃないかと思っていたのに。


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R18BL小説『 ESCAPE』(280)

R18/BL小説 『ESCAPE』

第7章「ESCAPEⅡ」 
280ページ
更新しました。

*****

 閉じ込めた腕の中で、鈴宮は必死にもがき、握り締めた拳で俺の肩を何度も叩く。



「放せっ、放せってば!」



 放したりなんかしない、絶対に。君が正気を取り戻すまで。君の心が癒えるまで。



「君はまたそうやって、速水くんを利用するつもりなのか?」



 自分で気付いていたじゃないか。ちゃんと分かっていたじゃないか。



 ーー『どうしようもなく寂しくて、それを埋めて欲しくて、先生を利用しようとしたんだ。』



 そう言っていたじゃないか。


 それは彼が、快楽を求める一番の理由だった。


 ただ一人の人に、愛されたくて、叶わない想いを持て余していたんだ。


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